日清の謎肉増量CMについての考察とトリビア
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画面の向こうの皆様ごきげんよう。
シシトウでございます。
突然なんですが、皆さんこのCM見たことありますか?
カップヌードルCM「謎肉増量 篇」30秒 / ケイン・コスギ
いやー、
やっぱ日清食品さんは最高ですね!!
地上波のテレビでこのCMを流す蛮勇に私は大変感動いたしました。
今回はこの素晴らしいCMに対する自分なりの考察と気づきを書いていこうと思います。
なお、皆さんにもこの素敵なCMをしっかりと見てもらうためにも、あえてスクショは置かないようにします。
公式サイト(カップヌードル「謎肉増量 篇」 | 日清食品グループ)
ここを拝見させていただく限りでは、謎肉増量をPRするために「筋肉」タレントであるケイン・コスギさんをメインに起用したところ内容に収拾がつかなくなり、止む無く最後5秒にテロップを入れた結果、件のCMが爆誕したそうです。
狂気の30秒は静かに始まります。おいしそうなカップヌードルと、頭部に謎肉の意匠をまとったコスギさんが映り
「ナゾニク」「ゾウリョウ」「カップヌードル」
このCMで伝えるべき情報をわずか3単語にて朗々と宣言します。
ここまで約三秒、まともなコマーシャルはここで終了、次の瞬間からコスギさんの領域展開が始まります。
自身が増殖することで謎肉増量を表現するコスギさん。
「ナゾニク」「ゾウリョウ」「パーフェクトボディー」
画面いっぱいに広がる混沌。この時点でカップヌードルという概念がCMから消失します。途中から見はじめた人々は画面内に遍く存在するケイン・コスギを前にいったい何を思うのでしょう。
視聴者の理解を置き去りにしたまま容赦なく場面は転換していきます。
「ナゾニク」「ナゾニク」「メカニック」「メカニック」「メカニック」
突如としてメカニックに変容したコスギさんは「このおいしさははるか未来まで通用する」ことをアピールしたかったのではないでしょうか?
恐ろしいことにここまででやっと10秒経過。
「駅ビル」(All right!)「自社ビル」(Come on!)「ボディビル」(Year!)
跳び箱の要領で高層建築物を飛び越え、圧倒的筋肉美を我々に見せつけてくるコスギ。謎肉増量によるパワーアップを表しているのだと私は考えます。
英語を挟むことでグローバルに通用するおいしさだとも主張しているわけですね。
繰り返し視聴することで気づいたんですが、ここまでの屋外パートの背景にて一人のコスギが怪鳥と化したコスギにひっそりと連れ去られているんですよね。
だから何だという話なんですが。
「チグリス」「ユーフラテス」「ベンチプレス」
チグリスとユーフラテスが古代文明と比べても遜色ないおいしさであることを暗に示しているのは簡単に理解できるのですが、ベンチプレスに関してはその意味が少しわかりにくいです。力強さならばすでにアピール済みなわけですから。
しかーし!何度も何度も視聴した私は気づいてしまったんですよ、、、
ベンチプレスをアシストするコスギが鏡に映っていない事と、その背後から青白く半透明なコスギが顔を覗かせていることにね! な、なんだってー!?
つまり!謎肉増量を果たしたカップヌードルのおいしさは過去、未来にとどまらず、超自然、神霊界にまで轟くであろう、というメッセージが込められているのです!多分!
「19」「20」「21(twenty-one)」
なぜか私の脳内には「センチュリー」という単語が浮かびました。
21どころじゃないぐらい増殖したコスギが完全に画面を塗りつぶす、、、
と思ったら左下に同じ服を着た、なんだこのオッサン!?(驚愕)
「大崎」
「品川」
「高輪ゲ⇧ートウェーーイ!!(エコー)」
ここまで真剣に視聴してきた私はついにここで腹筋崩壊しました。今思い返しただけでもニヤけてきます。人はどうしても理解できない現象を目の当たりにすると笑い出すようにできているのです。
濃密な狂気は突如消え去り、テレビの前で我々は呆然とします。
あれは何だったのか、夢なのか現実なのか、、、
そんな視聴者をあざ笑うかのように画面左下に佇むおっさんピーターパンは、しかし何も答えません。
「カップヌードルは、人気具材の謎肉が増えてリニューアルしました。」
静寂の中響き渡るナレーション。心なしか冷たく思えるそれを聞いて、初めて視聴者は正気に返るのであった。
というわけで、いかがだったでしょうか。このCMの素晴らしさ、ケイン・コスギの素晴らしさをお伝えすることができたでしょうか。
えー、最後に内容を総括いたしますと、
日清のカップヌードル(希望小売価格193円税別)、謎肉増量してもっとおいしくなったからみんな買え!!!!!
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最後まで読んでいただきありがとうございました。シシトウでした。