"Agree to disagree"と「よろしいならば戦争だ」
スポンサードリンク
画面の向こうの皆さんごきげんよう。シシトウです。
ブログ始めたはいいものの、トイレットペーパーのおいしい食い方とかわけわからんCMの考察とか、おおよそ有益とは程遠い情報ばかり発信してますねえ。
そんなんでもこのブログを訪れて下さる方がいて、ついこないだなんか
初読者、初スターをいただきましたよ!!
感謝!圧倒的感謝!
これからもよろしくお願いします。
というわけで、たまには有益な、というか比較的まともな話をしましょう。
みなさんは"Agree to disagree"という言葉を聞いたことはありますか?
英語の慣用句なんですが、直訳すると「反対に賛成する。」
話し合いの中で意見の相違が発生し、それがどーしても解消されないときに使われます。
「世の中にはいろんな意見がある。俺の意見とお前の意見は違い、我々はそれをお互いに尊重する。それでいいじゃないか。」という意味合いですね。
相手との友好関係を保ちたいときや、不毛な議論をとっとと切り上げたいときなんかに重宝する言葉です。
具体的な使用例を挙げますと、
ジョニー「ヘーイ、何度も言ってるだろ!?このワールドで一番デリシャスなスナックはたけのこの里だって!いい加減間違いを認めたらどうだい?」
マイケル「間違ってるのはユーのほうさベイビー、きのこの山に勝るフードなんて、このユニヴァース中探したって見つかりっこないのは当然のファクトだろうが!」
ジョニー「何がきのこの山だ、あんなチープなクラッカー、うちで飼ってるドッグのマックスでも食べないね!」
マイケル「あんなパウダーまみれでチョコが雀のティアーズほどもついてないスナックの何が良いのか、僕には分からないよ!」
ジョニー「なんだと!?」
マイケル「やんのか!?」
ジョニー「...まあここは"Agree to disagree"だ。いろいろ言って悪かったよ。」
マイケル「おお、そうか、、、そうだな。ちょっと感情的になりすぎた。ソーリーだ。」
ジョニー「それより聞いてくれよマイケル、こないだクレアのやつがさ、、、」
とまあこういうわけですよ。
英語圏での慣用句なのでそれっぽい話し方にしたかったんですが、ただのルー語ですねこれ。きのこタケノコ戦争は勿論、雀の涙とかの和製慣用句海外の人知りませんね、すいません。
しかしほんとこの言葉は有用ですよ!
実際の会話で使うのはちょっとアレですけど、話し合いの中でカッとなった時にこの言葉が頭の中にフッと浮かんでくると、自分の置かれた状況が客観視できるんです。感情的に話してる自分を認識して、素直な考え方にシフトする。
自分も相手も傷つけないよう気を使える人ってかっこよくないですか?私はそう思います。
それと見事に対をなす言葉で
「よろしいならば戦争だ」
ってのがあるんです。
発祥、というか元ネタは「ヘルシング」という漫画に出てくるセリフなんですが、この漫画がまたえらく暴力的な内容でして、主人公含め他人に気を使って会話するような奴は一人もいませんね。
ここで語りだしたら止まんなくなりそうなのでまた別の記事にまとめますが、たいそう面白い作品です。
意味は文字通り宣戦布告、といったところでしょうか。劇中では、ある悪役が仲間を鼓舞するためにこの言葉を使用したんですが、まあ何とも、感情に任せて闘争することに対しての喜びが端的に表現された、非常に力のある言葉です。
またもや使用例を挙げますと、
山田「だーかーらー、おにぎりの具材は梅が至高だっつってんだろォ!?人は皆あの紅白のハーモニーに魅了されるんだよ!」
鈴木「何が紅白のハーモニーだ、おにぎりと言ったら鮭だろうが!!梅ばっか食ってるせいで脳みそまで塩漬けになっちまったのか?」
山田「なんだとこのサーモン野郎、あんなパッサパサのフレークなんかと合わせるのはおにぎりに対しての冒涜だろうが!」
鈴木「んだとこの野郎」
山田「やんのか!?ああ!?」
鈴木「よろしいならば戦争だ」
山田「は?」
鈴木「どりゃああああ!!」
山田「ぐわあああああ!!」
とまあこうなりますね。
双方ともに傷つき、誰も得をしない。この言葉が出てきた時点で建設的議論なんて100%できなくなります(もともとしょーもない話だったけど)。
ネットにしろ日常会話にしろ、自分の意見を押し付けようとしてくる人は山ほどいますし、気づかないうちに自分がそうしていることだってままある今日この頃です。
つまらない口喧嘩の果てに大切な何かを失ってしまわないよう、
"Agree to disagree"
この言葉を心にとどめておいてください。きっとあなたの役に立ちますよ。
なに?おにぎりと言ったら明太子?アルフォート以外認めない?
よろしいならば戦争だ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。